EOS pt.1 ~邂逅~

"心に留まった2年前の出会いにおける確かさ"

MYEOS006.jpg
VW EOS 2.0TSI
取り敢えずファーストショット。
明るいところで撮ってあげたかったが、最近は仕事の都合もあって
夜型人間な週で、明るいうちは寝てたので。こう見るとスマートというより
コロコロした形してる気もする。黒系でそう見えるということはそうなんだろう。


さて、ようやっと我が家にも新しい車がやってきた。
購入したのはVW EOS(フォルクスワーゲン・イオス)である。
一般的には大穴狙いのマイノリティな車種と言って良いだろう。
イオス自体がVWの中でも異質で、既存の車種には入っていない、
つまりゴルフやジェッタ、パサートと言ったような車種のカブリオレ
というような展開ではなくて「イオス」というオープン専用車種なのだ。
実質は販売を終えたゴルフ・カブリオレやニュービートル・カブリオレの後継を
担いつつも、ベース車種はゴルフとパサートの間の子という変わった車である。

実はイオスを知ったのは2年ほど前、何処かの店の駐車場で見かけたのが最初。
何せ当時でも日本では多く走ってないのでディーラーでも行かないとその姿は余り
見ることも出来ない車種である。最初見たときはハードトップなので、おや、珍しく
VWの2ドアクーペなんてあるんだなと、しかも見たことも無いような感じだと。
トランクがあるからゴルフというよりはジェッタやパサートのクーペか何か
なんだろうが、それらセダンにそんな2ドアクーペなんて有ったかなと。
日本じゃジェッタやパサートですら余りメジャーではないので。

しかし、良く見てみると可動部があるのでこれはハードトップ(オープン)だなと。
こんなスマートな車種が有るなんて知らなかったな、後で調べようと。

まぁ、そんな感じでその後は調べることも無く過ぎていったが心には鮮烈な印象を残した。
この時既に自分がこだわっているのは"MINIであること"から"オープンであること"に
シフトし始めていたのかも知れない。

話が前後するが、今回の買い替えは当初、良い車だがやや手狭だったMINIコンバーチブルの
代わりに、実用的な部分も兼ねた車をということでワンサイズ大きくてそういう用途に
定評のあるゴルフや1シリーズのハッチバックをという所から始まり、ならば大きさ的には
MINIクラブマンも候補に入れつつ見ていたが、やはり一度覚えたオープンは蜜の味で、
ならば実用にも耐え得る4座のオープンカーに乗ろうと言う想いの結果である。
こんな経緯はここまでのブログでも話として出ていた訳で。

なので、ゴルフやBMW1シリーズのリサーチを活かしつつも絞った車種は以下の3車種だった。

・BMW120iカブリオレ
・VW EOS 2.0TSI
・Renaut メガーヌ・グラスルーフ・カブリオレ

この3車種は性能も形も大きさも概ね僕に満足できるもので、それぞれ長所を持っていた。
勿論短所もある。MINI以外は特に僕は車種に縛られず色々興味を持っているので
この3車種の内で最も適している物を選ぶとある程度途中からは決めていた。
ものは新車が理想だが、値段の問題もあるし、そもそもEOSとメガーヌの場合、日本での
販売は終了しているので新車が無い。しかし販売が終わったのは最近なので中古でも
高年式を狙うことにする。少なくとも今まで乗っていたMINIよりは高年式で距離も
10000km以内を基準とする。

3車種比較.pdf

勝手に作った主な比較表なのだが、見事にメーカー別の特徴が出ている。

BMW120iは伝統のFR(後輪駆動)に2Lの直4DOHCエンジン、NAで170psと必要にして十分な
スペックを持ち、トラディショナルなソフトトップ仕様。
BMWらしいサイドラインの美しさや硬派さをコンパクトサイズに閉じ込めたデザインも
秀逸だし、なによりネームバリューは今回の三車種では抜きん出ている。

VW EOSはゴルフGTIで培ったTSIエンジンとデュアルクラッチを自動的に制御して
限りなくオートマのように振舞う"マニュアル"である6速DSGを搭載。
要するにエンジンユニットは、そのままゴルフGTIである。勿論FF(前輪駆動)。
ルックスはVWらしい角の無さは随所に残りつつも、全体的には珍しく流麗で、
ハードトップの滑らかなシルエットはメガーヌよりは若干劣るが十分美しい。
フロントはゴルフを少し大人っぽくしたような感じで、リアのワイドな感じは
パサートのそれか。利用するところは他車を流用するのは合理的なVWらしいし、
逆にそれを利用しても今までのVWと違う雰囲気があるのが良い意味で個性的。

メガーヌは、エンジン、ミッション云々は後回しで名前の通り、天面が全てガラスで
出来ているという斬新な発想が大前提。ガラスの天面なんて不安になるが、3.15mmも
ある分厚く、しかしながら美しい曲線を描くグラスルーフは圧巻。

main_l.jpg
このように圧巻。上はピラー以外ガラス張り。

サンルーフのように開きはしないが、この開放感はちょっと見たことのない景色。
寒くないのに空が丸見え、雨の日は雨脚まで楽しめる。ハードトップ時のクーペらしい
孤の美しさは正直EOS以上、EOSはちょっとピラーが太め。正直エンジンやミッション周りは
平均程度かそれ以下で、重いオープンの事を考えてるとは思えないけど、ルーフの凄さは
別としても、デザイン自体は気負いは無く気品のあるフレンチ・テイストでこなれてる。
フランスだけでなく欧州最大メーカーの一つであるプライドを感じるコンサバティブさと
コンテンポラリーさの同居と言ったところか。
(ルノー、日産らを傘下に含むルノー・グループは、VW、Audi、ポルシェらをまとめる
VWグループと欧州No.1の巡ってしのぎを削っている)

似たサイズとコンセプトでもちゃんとメーカーの違いが出る。

最初に三車種をリストアップした時、既にイオスとメガーヌは終売車種で、
BMW120iのみ現行車種だった。この時点では120iの程度の良い中古を探そうという
路線で居た。値段はともかく中古の玉数もこの中では多め。

僕に取ってBMWというのは幼少期を思い出す車で、実父が3シリーズの2ドアに乗っていた。
80年代当時の3シリーズは実質1シリーズがサイズも近いので何となく僕も一度は
BMWに乗ってみたいかなと言う思いもあり。まぁしかし事は全く逆のほうに進むのである。

b-441754-Tunning_BMW_e21.jpg
BMW320i[e21]
うぁー懐かしい、ほぼ父の3シリーズと同じような色と仕様。シルバーで
ちょいMスポーツ系のエアロ付いてて。何か今でも外車独特の車内の匂いを覚えてるよ。
子供当時は何だかシャープすぎて実はあんまり好きじゃなかったけど、今の車には
無い格好良さが有るね。この車で首都高いつも飛ばされて恐怖心が無くなってしまい、
父の友人が当時買いたてだったAE86のスプリンター・トレノで真夜中の首都高バトルに
連れて行かれ(当時10歳かそこらである)、180km位出されたが寝てしまった記憶がある。
僕らの世代でリアルタイムにAE86トレノやレビンの走行記憶がある輩は多くないだろうな。


長いのでまた。

この記事へのコメント