End Of Sales

車を売ったので当たり前だが車が無い。

もちろん平日は乗らないのでそれでも生活には特に変化はないが
週末がつまらない。週末も仕事が有ったりしているのだが、そういう場合は
車を使うことも多かったので移動中くらいは少し自分の時間だと、そう
気分転換もできたが、それもままならない。前のMINIも入れればここ8年くらいは
車のある生活を過ごしてきたので、無いと寂しいものである。週末なんかは
ドンキやイオン一つ行けないのだなと実感している。

この前まで続いた"外車極私論"を書いてるうちに車の目処が立つかと思いきや
思いのほか代わりの車の話も難航している。まぁこの3連休には間に合わないだろうとは
思ったけど、こんな時は車が有ると無いでは少し違うな、と。

そんなだから関係ないところでも車というキーワードがいつも以上に眼に入る。
例えば仕事中に調べ物をしようとYahooを開く、そしていつもの右上の広告バナーに
「マツダのアクセラ、好評発売中」のような文言を見ると、何となく釣られてみてしまう。
サイトを見ると、いつもの"Zoom-Zoom"とか言う言葉が書いてあって、あぁマツダの
キャッチフレーズですねと。このフレーズ長く続けてる気がするけど、どうなんだろう、
新しい広島市民球場が命名権によって『MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島』になってるけど
命名権は良いとしてもシンプルに『マツダ・スタジアム』とかでも良かったのでは。
声に出すと『マツダズームズームスタジアムヒロシマ』ってもはや球場名じゃないよね。

5年前はロードスターも欲しかったので見に行ったが、今回は意中の車種などが特に
無かったので意識もしていなかったが、取り敢えずそんなのに関係なくどんな車があるのか
とラインナップを見てみたり、何でもリサーチしてしまう。

で、僕の欲しいセグメントの国産の現在ってどうなのかなとか思いつつ釣られるまま
マツダのサイトへ。僕が持つマツダのイメージは"個性派"、ロータリーエンジンが象徴。
ファミリアみたいな名前の通りファミリーカーも有ったけど、やっぱりRX-7とかロードスター
とかそういうスポーツ系の車種を思い出す。ロータリーエンジンもさすがに今は一車種
のみだけどRX-8で現役ラインナップに存在していたり。

後はフォードとのコラボレーションかな、良くマツダのOEMでフォードのコンパクトが
出ていたような記憶がある。フォード・フェスティバとかそういうの。

車種を見てみる、ロードスターやRX-8は長期スパンの商品なので未だに小さな変更を
行ないつつも5年前と同じスタイルで存在している。

でも今回はゴルフやMINIクラブマンのような移住性と積載性をある程度もった
ハッチバックかセダンを探していたのでそこに近い車種ってなんだろうと。

マツダの場合はそのセグメントは『アクセラ』が担当している様子。
日産やトヨタに比べると大きさ別の車種がある程度絞られているのでわかりやすい。
つまりメーカー内での競合が少ないということ。

Axela09.jpg
マツダ・アクセラ Sport
09年に発表されたばかりのモデル。写真は色が近年の日本のスポーツグレードっぽいけど
良く見ると何となくフランスの同セグメントを意識しているのでは?という感じ。
フロントフェイスはプジョーを、後ろの角度はルノー・メガーヌ辺りかな。特に
プジョーには良く似ている気がする。


peugeot308-kuro.jpg
Peugeot308
こちらも比較的近年に307からモデルチェンジ。プジョーは306時代のイタリアンな
デザインに307辺りから別れを告げて、より鋭角的なデザインへとシフトしている。
それは207シリーズも同様。


ゴルフもMINIもスポーツ・タイプであるGTIやクーパーSで考えていたので
スポーティな要素も加味して。この辺りは日本はお家芸に近いので必ず
スポーティなグレードが存在するだろう。

アクセラのGTにあたるのが『マツダスピードアクセラ』のよう。
どうもマツダの車ってプジョーを意識しているのかな、顔つきが近年の
鋭角なプジョーに近い気もしないでもない。スペックもサイズに対して十分以上。
でもプジョーよりはやんちゃな感じで若者向きな感じなのかな、グレード設定もそうだし。

しかしスピードアクセラにはMT車しか設定がないのか、やっぱ若者向きなのかな。
一回り大きいアテンザの方がオトナっぽい。レガシィ辺りのライバルなのかな。

アテンザと言えば、昔従兄弟の友人で僕も古くから知ってる彼が乗っていたのを思い出す。
その彼は親がとある有名なTVアニメ等の脚本を手掛ける程のサラブレットな上
(ボンボンとも言います)、本人も当時は脚本家や芸能活動なども行っていたと思う。
そんな彼が乗っていたのがアテンザで、その当時はそんな派手な彼にしては地味なチョイス
のように映ったのだが、最近みたいに色々見てると、アテンザは、基本ラインナップが
2300cc(現行モデルは2500cc)で、同セグメントの国産が当時は2000cc中心だった時代から
純粋なターボパワーよりエンジンの排気量をある程度確保した上でトルク寄りの
コンセプトを持ち、最高速度より巡航速度を意識したような欧州意識の作りで、実際にも
ヨーロッパで受けが良かったようである。それは欧州仕様でディーゼル車の設定が
存在していることからも伺える。

そういった走りのコンセプトも有った上でのチョイスだったのかなと今思う。
何せ当時、僕といえばクラシック・ミニを乗っていて、そもそも現代の車の状況と
言うのがまるで解っていなかったし、アテンザなんて名前の車が出ていたことすら
知らなかった。何でもカペラの後継だそうで、カペラがこんな事になってるなんて
思いもしないものだから。

この時代(ある意味今もそうだが)、僕の周りの車乗りといえば、従兄弟はレガシィB4だけで
二人もいて、更にその他にもレガシィを完全にレースマシンのように改造してるのが一人、
(レガシィだけで3人もいた)、更にはワゴンでもステージアを完全にスカイラインのように
改造した上でフルエアロ仕様のが一人、普通にセダンかと思えばクラウンをVIPカーのように
改造している従兄弟もいて、到底車について語り合えるような仲間とは程遠く、僕も
まるで興味を持たなかった。要するに皆走り屋なのである。これじゃあ一緒にドライブに
行っても僕のクラシック・ミニじゃ足手まといなだけだろう。っていうかそんなの
滑稽でしか無い。僕はいつだって独立型なのである。

こう考えると、その脚本家だった彼は走れる車の中でも個性派だったのかと思う。

そんなことを思いつつ、次は国産なら一番メーカーとしては好きだと言える日産へ。
8~90年代は売上とは別に、日産らしさという点で、好きな者は好きだった日産だが
2000年以降はゴーン色が強くなり、イメージがかなり変わった印象を受ける。
とにかくフロントフェイスなんかは全体的にルノーの影響も濃いし、GT-Rみたいな
一部の車を除いてはかなり落ち着いたラインナップを揃えてる印象が。年齢層が高い感じ。

Cセグメントだと、TIIDAが該当車種か。中々洗練されていて悪くないのだけど
エンジンがかなり大人しくて、1.5Lのみ。MINIより大きいけど走りは落ちるのか。
TIIDAは明らかにルノーの影響が強い車種なので、ルノー・ルーテシア辺りとかなりの
共通点がある。プラットフォームも共通のようである。

tiida-01.jpg
日産TIIDA

lutecia.jpg
Renaut LUTECIA(欧州名はCLIO)
この通りTIIDAとルーテシアは系列もプラットフォームも同じと有ってかなり兄弟的。
ルーテシアはマイナーチェンジでフロントグリルが若干変わったが、マイナー前は
さらに似ていた。それを差し引いても近似感が漂う。


現状の日産車は、どれも中々品が有る感じで、例えばスカイラインなんかも昔の
硬派なイメージから、かなりスマートなスポーツ・クーペ(セダン)へと大きくシフト
しているのだけど、どれも大人しいものが多く、それはそれで良いのだけど、もう少し
遊び心が有っても良いのではないかと思ってしまう。

今の日産というのはユーザ層別にきっちりと品目を分けて、無駄なグレード乱発を止めて
ラインナップ毎に目的をしっかり持たせている。例えばマーチはあくまでエンドユーザ
及び女性向けで、いたずらにスポーツグレードを設定せず、
ついにはインド生産にしてコストも徹底的に抑えて価格にも反映させている。

逆にスポーツカーはフェアレディZやスカイラインのように、明らかにラグジュアリーで
クーペや2シーターのような贅沢車的な要素が強く、ライバルは国産の4座GT、ランサーや
レガシィのようなやんちゃさと1台で通せる居住性のあるようなセダンGTではなく、
BMWのZ4やAudi TTのような贅沢な高級スポーツを見据えている。実際値段設定も500万
前後と、家族が皆で乗れない車としてはかなり高価である。これらのターゲットは
中間管理職以上のエリート4、50代向けなのは間違いないだろう。

しかし、そんな高級な2シーターのスポーツカーなんて買えるわけもないので
日産のサイトからもこの辺でさようなら。

三菱はギャランとランサー・エボリューションが何だか同じ車になったような
気がするんだけど、フロントフェイスがアウディを意識、したような大型の
シングル・フレーム・グリルになってた。特にギャランはメッキの縁取りも
近年のアウディやVW車を参考にしたようなデザインなんだろうとは思う。

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三菱ギャラン・フォルティス スポーツバック
大きく開いたフロント・グリルとクーペ的な滑らかハッチバック形状は
欧州路線を意識、か。でも何処か無骨さが残るのはマツダの比ではない。
それが三菱というブランドらしさなのかも知れない。


僕もまだ30代半ばなのでスポーティなグレードはここまでも結構好んでるけど、
別に公道で車の性能の限界にチャレンジしてるような車を欲しているわけではないので
三菱のパワー系セダンやハッチはちょっと違うのかな。速いですよーって風情より
羊の皮を被った狼の方が好きなのである。だからスバル・インプレッサとかもサイズは
良いのかも知れないけど、僕が取り回せるような車ではない。

国産車も今は本当に色々あるし、スポーツカーでの排気量辺りの純粋なパワーは既に
世界最高峰の域に達している。でも、僕は純然たるスポーツカーを探しているわけではない
ので、それは置いておいても、本当に車としての性能差異は欧米と比べて何ら劣らない
どころかひとつ上を言っている印象すらある。もう後は外観も含めた好みが車の選択に
おける多くの部分を担っているんだろうな。勿論ポルシェみたいに各違いもいるけど。

しかし、ここのところ国内にはオープンカーが少ないなと。
プジョー20xCCに近い、国産では数少ない大衆的なハードトップ・オープンだった
日産マイクラC+C(マーチのオープンと言って良い)もちょっとだけしか販売しなかったし、
ソアラから続いたレクサスSC430は遂に生産終了、まぁこんな高価な車買えませんが。
国産で一番格好良いなと思っていたオープンはフェアレディZのロードスターだけど
2シーターだし高いしこちらも手も届かないし、1台じゃ乗りようも無い。
ユーノス乗るならやっぱりMINIコンバーチブルが僕は好きだし、オープンカー事情は
一刻のブームが去ってちょっと寂しくなりつつあるのも実感したり。

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日産MICRA C+C
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日産フェアレディZコンバーチブル
日産の大小オープンカー。一つはマーチをベースに遊び心で、もう一つは
伝統のスポーツカーの高級オープン・バージョンといった趣か。
個人的には近年のZのフォルムは美しいと感じている。


終わったはずの車シリーズも、あまりに予定より車が無いので欠乏症に陥ったのか
ウインドウ・ショッピングが止まらない感じである。早く売りすぎたかな、跳ねる
跳ねる皆が煽るものだから。。。

まぁね、でも5年も乗り回したMINIが僕に思わぬプレゼントを残して去っていったから
良い車を探してあげないと。何処か彼と繋がっている車を。

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