品定~Pt.2~「別離」

5年間愛でたMINIクーパー・コンバーチブルはつい先日
とあるアイドルの印象的なCMで有名な買取屋さんに引き取られていった。
暫し郷愁に浸っている日々と言えば良いか。

最初はMINIのディーラーが買取で最高値を出していたので
(所謂事故車では無いのでMINIディーラーなら認定中古として売れる)
そのまま何も考えずに売ってしまおうと思ったが、こんな時代だし
MINIが中古市場で値崩れしていない事や、コンバーチブルである希少性も
あったので一括査定をしてみた所、ディーラーより良い条件を引き出せたので
お任せすることにした。本当に今は情報社会で、知ってるものが得をするのである。

最初ディーラーが提示した額より30万も多く値をつけさせた。
なんでもこういう車を業界では「跳ねる車」と言うそうである。
これはVWの認定中古の主任さんが教えてくれた。
その方が僕のMINIを見て「プロの目で見てこれは跳ねますよー」と言っていたのが
売ることに悩んでいた僕の決断を後押しするきっかけになったのだが。

車の価値は年数や走行距離もあるが、基本的には人気車か否か、これがまず
大きなウェイトを占めるそうである。どんなに程度が良くても誰も欲しがらない
車には価値がつきづらい、そういう当たり前の原理が存在する。

さらに最後の数十万を決める要素が本体色、ボディカラーだそうだ。
車種を選ばず高めに取られるのが白、黒、シルバーのような日本で普遍的な
カラーのようで、そこに車種独特の人気色もあったりするそうだが、基本的には
白は鉄板色なので高く売れるそうだ。確かにMINIだって乗る人を選ぶ黄色や
黄金色みたいな色よりは白の方が誰でも乗りやすいと言うものである。

まぁ、しかし5年間愛着を持って、身銭を削って可愛がってきた相棒と言える
存在が居なくなるのは車とはいえ寂しいものである。もう再会も叶わないだろう。

時には過保護に、時には夜中の東名をひたすら飛ばして名古屋まで
向かったり、初冬の箱根でオープンにして寒いながらも気持ち良い
美術館巡りドライブを楽しんだり、そんな特別なものでなくても初期には
毎日通勤の足として第三京浜を日々往復して、もしくはバンド練習の際に
毎度皆の足として活躍してくれた事など、色々思い出す。

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固定された室内と動きのある夜空、これにはまるとオープンカーが病みつきになる。

5年の間にはドイツ車特有の故障も少なく、電気系統は僅か1回でオープンユニットは
全く壊れなかったし、オーバーヒートも1回でこれはリコールの範囲で直したので
お金もかからなかったし、後ミッションは2回有って、1回はミッションオイルが漏れると言う
結構危なっかしいものだったけど、これも思ったよりは重症ではなく値段もそれほど
かからなかったし、もう一回はバッテリーの劣化によるCVTの制御異常と言う軽微な
物だったので。まぁ羅列すればやはり国産よりは多かったのかもしれないけど、
でもこの車には乗っていて楽しくなる要素が一杯あったので嫌気がさしたりはしなかった。

"5年間ありがとう、次も良いオーナーさんに乗ってもらえますように"
と心から想っている。

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MINIコンバーチブルならではの途中まで開けられる"サンルーフ"から覗く空。
完全にオープンにする時って限られるからこの機能はとっても重宝した。
でも無くなってしみじみわかるけど本当にインテリアでさえフォトジェニックだよね、MINIは


さて、感傷はこれくらいにしつつ、車が無くなってしまった。
買い替えたいなと思いつつも、まぁ色々な事情で今後すぐに車に乗れるかは
今のところは微妙だったりするのだが、それで塞ぎ込んでいてもつまらないので
色々最近は妄想したりしている。

最初、家族会議で今後乗り換えるのであれば、もう少し広い車にしてくれと
言われていた。そうは言っても今のところ当方に子供は居ないし、親も既に
母親一人なので、ミニバンの様な大家族向きな車はさすがに必要無いし、僕は
今のところミニバンだけは避けたい選択ではある。

そうなるとステーションワゴン辺りが最適なのかもしれないが、僕の志向として
街乗りをきびきび乗れるサイズが一番好みなので、荷室もそれなりに鑑みたとして
自分的に最適なサイズは欧州で言うところのCセグメントくらいのハッチバックなのかと思う。

そう言う訳でMINIより一回り大きい、Cセグメントくらいのハッチバックを
まずは探してみようと言う事に。勿論ちょっとだけ長くなったMINIクラブマンも候補に。

と言う訳でまだまだ現実と妄想が入り乱れる混迷の車選びは続いていく。

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